Blast！！！ 2007/09/16 13:25:32 (Sun)

Blast

いやはや。

なんというか

言葉に出来ない・・・


鳥肌がたつどころじゃなく
泣いてしまうほどに、すごかった


舞台の上には、青い照明
中央に、白く浮かび上がるパーカッションが1台

まずは、唯一の日本人メンバー『石川直』が、第一打を放つ
曲は『Bolero』

そんなショーの始まりだった

『静』と『動』
演奏、演出、そして、客との一体・融合

それではじめて出来上がるのが、Blastでした

演奏を聞きに行くのではなく
演出を見に行くのではなく
音に触れて、感じて、熱を受け取って
それらを体感・体験することで、自分も共鳴する

そんな強烈なショーでした

このド迫力の凄まじさたるや
期待を遥かに上回る壮絶さで

それは、最初の最初に演奏される
Boleroを体験すれば、期待以上であることがすぐに分かる

Boleroは、有名な曲であるけども
その1曲は、通常クラシックの場合15分ほどかかってしまうもの

曲の骨格自体は単純なもので
同じリズムを繰り返すものなのだけど
その15分間の中で、『音を重ねていく』という行為で
いくつもの色調であったり、温度であったりを作っていると、私は思っている

けども、ショーの場合、他にもメニューが沢山あり
さすがに初っ端に15分を割くことは難しい

パンフレットをみて
曲目リストを見たときに

本当は、このボレロに関しては、それほど期待していなかった

15分間を5分ほどに縮めなければいけなくて
楽器もクラシックに比べれば、少ない状態

これでどう重厚感をだすのだろうと思っていて

ただ、音が大きいだけでは反響だけが響くだけで
不快音になるし

逆に、どうなるんだろうと興味もあった（笑）

が、蓋を開ければ期待以上のものが返ってきたわけで
楽器の登場のさせ方を変えることで
（例、シンバルやティンパニーなど、終盤に出てくるようなものが、比較的早い段階から使用されていた）
まったく違ったテイストの
だけども、確かに唸らせるほどに見事なボレロを見せてもらった

その、凄まじさたるや
ボレロを聴いて、初っ端から涙がでてしまった

久しく、生音に触れて泣くことがなかったのだけに、自分でもビックリした

いやぁ、もう
今でもドキドキしてる

ほんとに、ほんとに、すごかった！！！