なんとなーく 2007/12/31 01:34:23 (Mon)

スープマグに、2袋分のポタージュ顆粒を入れて
お湯を注ぐ

たっぷん、とマグの中で黄色のポタージュが揺れるのを見ながら
そーっと、コタツへ運ぶ

電話越しでは、人様の恋話をなんとなしにきく

クリスマスは、彼に何をプレゼントしたの？
との問いに
きかれた問とは別の答えを言ってみる

どう反応するだろうか・・・？

「ああ、もう別れたから」
と、あっさり答えると

しばらく間をおいたのちに「ごめん」と返ってきた


何に対してのゴメンなんだか


自分から投げた質問に
おおよその相手の返答もわかっていながら
予想を裏切らない『ふつう』の返事を返されるのがつまらない

腫れ物にさわるかのように
その後いっさい、その話は後を続かず

その話どころか、通話でさえ終息をむかえた


私のほうから、別れて欲しいと頼んで
お互いの了解のちに別れた
なんのヌカリもなく
滞りない、一連の作業

なのに癒えない

自己憐憫に浸るつもりはないのだが
精神的なダメージは、これほどに自身を蝕むのかと
まさに、初体験

めでたくない

電話を切って、テーブルの上に放る
過去のメールで、保護した内容を回想させる

何かの保険や担保のように
いくつかのメールがこの携帯には保護されている
携帯会社が、こんな機能を携帯につけるから
人間はむだに苦しむことになる

ヒトコマ、ヒトコマを思い出したり
保護したメールを回想させてみたりすると
自分の苦しんできた軌跡がのこる

与えられた言葉は
いくつか、嘘で
いくつか、冗談で
いくつか、その場しのぎで

でも、そのときは甘かった
とても幸せなメールで

時間の経過と
冷静な状況判断と
現実と、真実と
あわせもって、それらをみると

いまや、どこに本当があったのかわからない
朽ち果てていくことの速さに
自分の気持ちがついていかなくて

責めに転じる感情が渦巻く

こんなこと言ったじゃない
ああいうふうに言ってたじゃない

と

相手にぶつけるわけにもいかず
自分の中で消化しきれず
前に進めず
立ち止まったまま

あまりにも、矛盾が多すぎて
いちいち問いただすのも疲れるし
追求したところで、なんの効果も期待できない

もう終わったこと
彼にとっても、私にとっても

ただ、私が処理しきれてないだけ


時期を同じくして、母のことがあったので
キャパオーバーで脳の回路が不通状態になったんだろう
これしきのことも、スムーズに処理できないなんて


なんか、自己嫌悪やわ