体力残ってないのに、体力使い果たしてきた 2005/10/31 22:06:04 (Mon)

京都に行ってきましたよ～

本日は『似非舞妓が行く、祇園と東山（勘に頼って散策してみよう）』でございました。

京阪四条駅で待ち合わせ
雨がザーザー降るなか、めげずに最初に向かった先は

『清水寺』

本日のメンバーは3人
私と、もう一人は以前にも清水寺には行ったことがあるのだけど
残るメンバーが、まだ行ったことがないとのことで
たっての希望により、清水観光が決定

おぼろげな記憶に頼りつつ
とりあえず八坂神社までは難なくクリア
そこから清水寺までの道程がアヤシイ

とりあえず、右手奥を目指せばたどり着くさと
かなりアバウトに（強引に）進んでいくものの
降りしきる雨の攻撃に、一同、足元が重たくなり
ある者は片方の腕がびしょぬれになり
ある者は髪の毛がぼさぼさになり（笑）

途中からの急な坂道に耐え
たどり着いて一息つく

寺内を回り
ある者はお守りを買い
ある者は写真撮影に勤しみ
ある者は厄除けに、おみくじにと、願いを込め
私はというと、宗教的に全くの興味も無く
ただ興味あるのは、紅葉だけだったという
なんとも愛想のない反応（苦笑）

一通り寺内を回った後


向かうは『明保野亭』

明保野亭は、坂本龍馬が常宿として志士達の密議の場となった料亭で
元治元(1864)年に池田屋事変の残党狩で探索中の新選組と会津藩士がすったもんだした場所
明保野亭の旧地は、ここよりやや北東らしいのだけど。。。

その明保野亭で、お昼ご飯でした


予約していたお昼ご飯は
品のよい京懐石『雪御膳』

リーズナブルで、とっても美味しかった＾＾

店内の雰囲気もとっても上品で
暖かい間接照明とか
オレンジ色を貴重とした照明に
ホワっと、心ほぐれるヒトトキ

心もお腹も満足した後は
四条駅周辺に戻る間の道程にあるお店に
顔をつっこんでは、可愛い小物に目を煌かせ
途中で売ってた、やきもちの美味しそうな匂いに釣られて
御餅をご馳走になり

京都の人って優しいねぇ


お土産物屋さんを物色しているあいだに
次の計画が時間を押していることに、フト気がつく

慌てて次の場所を探す物の
ナカナカ目当ての場所は見つからず

已む無く、通りに立ってらした、ガードマンの方に道を聞くと
丁寧に現地まで連れて行ってくださった

後で友人に、『お菓子とかで釣られて、ついて行ってしまいそうな雰囲気だったよ…。』と注意され…。
（お菓子を出されても、ついていかないもん。。。）

たどり着いた場所は
『似非舞妓に変身する処』

襦袢を着て行動するのだけど
この襦袢が曲者だ
前も後も、大きく襟が開いているので
はだけるのなんのって。。。
襦袢が肩からズルズルと下がっていってしまう
と同時に、周りの方々に谷間が大っぴらに公開されてしまうわけで

さっさと着物を着せてもらうしか回避方法は無いわけだ

襦袢のまま、髪を結っていただいて（カツラも使うのだけど、自分の髪の毛も使う）
その後、顔を白塗りして
首も背中も白く塗って
顔には、黒墨と紅を入れていただいて

首から上が出来上がったら、着物を着せてもらう

うーなんというか
帯全体が胸の上からおへその所くらいまであって
かなり太いのですよ
胸式呼吸も、腹式呼吸も困難な状態
呼吸回数は頻回で、とっても浅くって
ま、次第に慣れるんですけどね（笑）

写真をたくさん撮りました
上手に撮っていただいたので、ブログに載せようかなぁと呟くと
友人から『顔が、あきらかにplomenadeだと、判別できちゃうからやめなさい』と注意された
他の友人は、白塗りしたら第三者の顔になったのに
私の場合は、見事に私だと判別がつくらしいので
ブログでの公開は断念（笑）

『おこぼ』（舞妓さんがはいている下駄のようなもの）を履いて歩くと
高さがあるし、安定悪いし、上手に歩けなくって
着物着てるのに、ロボットみたいな歩き方になる
そんな友人を見ているのがとっても面白かった＾＾
（多分私もそんな感じだったと思う。。。）

着替えるのも体力使うけど
着物を脱いだ後、クレンジングに体力を要するのが舞妓さん

白塗りされてる化粧を落として
鬢付け油を落とすのに、時間がかかるのなんのって…
顔だけならマダいいのだけど、首も背中も白いんだもん
友人と背中は落としあいっこして
髪の毛も洗いあいっこして
一息ついたときには、どっと疲れが。。。

さっさと服着て、もう一度普段仕様の化粧をしなおして

そうして『似非舞妓に変身処』の敷居を跨ぐ

似非舞妓になって→普段の自分に戻る
これだけで3時間かかる
うーん。時間がたつのって早い

この後は、目星をつけていたお店を覗いたり
フラフラしまくって時間を過ごす
色んなところで、色んな人に愛想を売ったのが災いしてか
夕飯前までに、何故かお腹がほぼ満たされる状態となる・・・
京都の人って優しいねぇ。。。

晩御飯は、祇園の一角にある
とある中華料理店で、コースをお願いしていて
色んな物を出していただいたのだけど
私個人は『海老』が苦手で
出てくるもの殆どに、海老好きなら満面の笑みで喜ぶであろうほど豪勢に海老を使ってくださってて
私にとっては試練の夕食であった

でも、小籠包とフカヒレ餃子は、メッチャ美味だった
加えて、大好きな中華粥は、ほんとに絶品だった
最後に食べた杏仁豆腐も、素晴らしかった

海老が入ってなかったから堪能した（笑）

最後にさくらんぼの軸も上手に結べたしね＾＾

この後、夜の鴨川を眺めてから帰るのだけど

今日一日の中でちょっと笑ってしまったヒトコマを最後に。

→　のホテル

『というわけで』って、・・・どういうわけでなんだろうね・・・

友人一同、ちょっとツボにはまって笑ってしまったのでした