夏休みの自由研究。（工作） 2009/08/23 22:52:55 (Sun)

『眼鏡を作ろうの会』発足。

会長：私。

というより、言い出しっぺ「私」

8月22日（土曜日）
朝早くに行動開始
9時に鯖江に到着

そこからタクシーを拾って。。。
というところで
最初の問題が。

ところで、地図もってきた？
あたしもってないけど。
あたしも。
あたしは2人を頼りにしてたけど・・・。

と、3人とも所在地を忘れてくるウッカリさん。

会長の私が、一番用意しなければならなかったのですが
なんとかなるだろう。と、鷹をくくってたのが不味かった。

結局、タクシーに乗り込んで
○○へ行きたいのですが。。。というと
ああ、○○さんね。はいはい。

と、名前だけで理解して下さってホッとした。

行ってきたのはこちらの会社
サン・オプチカルさん

数ヶ月前から糸のこ教室の依頼をしていて
ようやく
ようやく、念願の当日！

通していただいたお部屋では、既に別のグループさんが来てらして
すでにフレーム選びを楽しんでられて

ああ、私もみたいです！！
と、さっそく意欲的にフレームを考え始める。

いろんな眼鏡をみて
いろんな眼鏡をかけて

有型デザインから選ぶんだけど
私の場合は、有型デザインとしては存在してない
別のフレームが気に入ってしまって
有型デザインの中にはないフレームを選択。

形が決まったら
今度は、生地選び。

まったく普通なんて望んでいない私は
友人にも奇抜なものを提案し（苦笑）

「ふつうが欲しいなら、眼鏡チェーン店で買えばいい」
が今日の合い言葉

実は2パターンのフレームで悩んでて
自分の選ぶ生地によって、どっちのフレームにするか決めようと思って
人より先に生地選びに突入しました。

最初に選び出したのに
決まったのはだれより遅かった（苦笑）

選んだのは、黒のチェック生地

これ、仕上がったときに
透け感がめっちゃ面白いはず！と
悩みに悩んだあげく選択。

黒縁はあっても、黒と透明のチェックなんて
ほとんど市場になかろう。

生地を選んだら、有型からのアレンジ作業。
まず、型紙を生地に貼り付けて
そこに自分で手を加えていって

それが終わったら、ここからが本番。
まず、社長さんに
眼鏡のレンズ部分に
1センチほどの穴を開けてもらう。

糸のこで、フレームを切り出すんだけど
その為の突破口がまずは必要で
そのための穴開け作業は、機械を使うので
これは社長さんにしていただきました。

こんな感じで3人の生地に穴が開く。

さて、こっからが大変な作業の幕開け。

切り出す作業がえらい大変。
なんせ私の選んだ生地、話を聞いてみると
他の生地より硬かったんだそうな。
というのも、3枚の生地を熱を加えながらプレスした生地。
つまり、市場価格的には高い。

他の生地は、色を流し固めたものらしいんだけど
私のは、そういったプレス作業の結果、硬くて分厚い生地になったんだそうな。

なもんだから、人一倍遅い私が
さらに遅い作業となる。。。

後で写真見たらさ
笑顔でみんなが写真に写っているとき
後ろの方で必死。

まあ
写真に写るのが極端に嫌いというのもあるんだけど。。。

内側を糸のこで切り抜いたら、今度はヤスリで整えていく。
これがまた大変。

糸のこのラインを消しながら、カーブを上手につけたり
なにより、垂直に削ることが難しい。

苦心の末、内側を仕上げたら
その後は、レンズを納めるための溝をつける

その後、今度は外側の切り出し。

これが、また難しい。
ここでも時間がかかりまくる。

その後ヤスリがけ。。。

の途中で、お昼ご飯を食べに行ってきた。

社長さんのオススメで、お寿司を食べに行ってきました。
メニュー表をみて
いろいろあったんだけど。。。

ねぇねぇ、これは？と私が提案したのは
30貫のお寿司のセット

3人で30貫
ちょっと多いかなぁ。。。と思ったんだけど
この提案をしたのには理由が。

・エビが嫌いである。
・貝が好きではない。
・カニ味噌も食べたくない。

以上の理由により
私の嫌いなものは、他友人に回ることとなり
私の好きなものが私の手元にくるという
なんともステキな計画。

これが実走され
エビと、つぶ貝と、カニ味噌の代わりに
ウナギと、イクラと、鯛をいただきました。

おいしかったー。

ついでに、一つ
かなり気になるメニューが。。。

これ、何だと思います？

メニュータイトルに疑問を抱いて頼んだんだんだけど
その名前が「黒豚ぎょうざの白玉づつみ」

は？
でしょ

え、なに？
って思うでしょ。

ぎょうざが白玉？とか思うでしょ

あんねぇ
美味かった。
3人ともその独特の食感の美味しさに
「自宅で作ろう」と結論した。

本来、薄皮に包まれているべき餃子の具が
白玉団子の中に入っていて
白玉団子を餃子のたれに漬けて食べるんだけど

これが度肝抜かれた。
白玉は、あくまでデザートのイメージしかなかったもんだから
それが「おがず」で出てくるとは。。。
しかも、お寿司やさんやで

すごいなぁ福井って。

もう一つ社長さんに提案してもらった越前そば屋さんも気になる

なんども来たい！
眼鏡つくりに
そして食べよう！
福井のごはん

そんなことを思うお昼でした

お昼ご飯の後、作業を再開。
フレームのヤスリがけから再開だったんだけど
もーほんと、思もしないトラブル発生で
焦る
焦る
焦りまくる。。

予定していたラインの内側まで削ってしまったり
左右のバランスが崩れたり

それを補正するごとに躓く、負の連鎖に陥って

嘆く。動揺する。の連続

でも、友人からも言われたんだけど
「開き直れ！」が、私には必要な言葉でした。

なんかで躓いたとき
自分の性格の問題もあってか
そこばっかりが気になってしまって
そこに手をかけすぎて
他とのバランスがとれなくて
全体的におかしくなってくるのね。

問題から手を離して
ここはこういうもんなんだ、って放置することも大切なんですね。。。

他の所を取り組んで
しばらくしてからもう一度問題箇所にとりくんだら
なんとか左右のバランスも取れて

結果的に落ち着きました。

ほんとによかった。


形を削りだした後は、
生地に圧と熱を加えて
湾曲させます。

私がこの作業に行き着く頃には

周りでは、別の事象が進んでました。。。


なんと、私たち以外の一緒に作業してたメンバーは
すでに帰ってしまっていて。。。

私以外の友人達は、こんどは時間的問題からムリだと思われていた
テンプル（ツルの部分）の作業をやりたいと申し出て
快諾されて、どんどん突き進む

完全に遅れてる私の作業ですが
私も遅ればせながら、テンプル部分に着手

最初は出来ないと思っていたテンプルも出来ることになって
すごく嬉しかった

このケースには、テンプルがたくさん入っていて
自分の眼鏡に合わせて選ぶことが可能。

私も選び出して、社長に見せてみると
この組み合わせは、抜群にあう。と褒めてもらえた。
だけど、この組み合わせは商品としては社長も作れないんだって。
奇抜すぎて、買ってくれる小売店が無いんだそうな。

やはり万人受けする無難なラインが人気で
作り手側が、いくら良いものをつくっても
買ってもらえなければ商売にならないもんね。

進捗度合いは、人よりゆっくりだけど
がんばるぞぉー！と
取り組みだして

テンプルを削りだして

出来上がったときは、感動。
まだ粉がいっぱいついてて
磨かれてもいない状態なのでこんなだけど
これが組み上がって手元に届く日がすごく楽しみ

ぜったいにステキなものが出来上がる！

ああ、早く出来上がってこないかなぁ。
待ち遠しいよ。

完成したのは、ほんとに夕方で
充実した一日でした。
左腕がマジ疲れた。

帰りに、どうしても行きたかったヨーロッパ軒まで
社長さんが送って下さって
ソースカツ丼を食べてきました。

わざわざ車を出してもらって
ありがとうございました。

やっぱヨーロッパ軒のソースカツ丼は美味しいなぁ。
エビは食べれないので
ともだちの丼鉢にポイってしてんけど

いやーそれでもお腹がイッパイになった。

楽しくて
集中して
熱中して
お腹いっぱいになって

帰り道のJRの中は、3人とも熟睡。。。

充実したー