7月に見た映画 2004/09/19 21:41:49 (Sun)

で、『PASSION』というのがありました。
今まで、感想をアップしようと思い続けていたのだけど…
ちょっと、衝撃過ぎて、心に整理をつけるのにだいぶ時間がかかりました

メル・ギブソン監督のキリストの受難を描いたものです
今まであったキリストの映画とはだいぶ違うものでした
もっと事実に正確なものを、歴史を掘り起こして緻密に再現したらしい

たしかに、歴史的背景も、かなり正確でした
聖書に忠実に、でも私的に思ったのは、カトリックの視点で見てる部分が多いのかなぁ〜っと…
聖書に出てこないのが数多く登場するサタンの誘惑だけ
でも、実際はもっと強烈なサタンからの誘惑があったのだろうな…

クリスチャンであるワタクシと致しましては
心痛い映画でした
あまりにリアルすぎて、本当に現実の出来事だったのかと思うと、心が責められましたね
キリストの死の背景にあった、彼の意思を持って貫き通された大きな業を
（って、こんな陳腐な言い方しか出来ない私の語力に問題有り）
本当の意味でキリストを知っているクリスチャンは、みんな辛い映画だったと思うよ
過去の自分が十字架に張り付けている人たちと、実は変らない存在なのだと改めて認識した
いや…マジできつかった…


後日談で知ったのですが
主人公『イエス・キリスト』を演じた俳優さん
演技に熱が入ったがゆえに、鞭打ちのシーンで、肩脱臼を起こしていたらしい
いや、確かにあのシーンは…
正視していられなかった

涙があふれて、最初っから最後までボロボロの映画でした